【結果・考察】


【結果・考察】

《体動が激しい際転落の危険性がある》

 4日間の実習を通して主にベッド柵の管理を行っていたが、
 実習中落ち着いていて体動をおこすことはなかった。


《清潔を保持しないと汚染部から褥創の原因になる可能性がある》

 落屑が少し見られた以外、特に以上は見られなかった。
 清拭時、ADLの拡大として自分でできる範囲行って貰うようにした。
 当初は、なかなか自力で行うことができなかったが、少しずつNさんの
 ペースに合わせて自力で行うよう指導することによって、自力でできる
 範囲が広がり、自力での側臥位、顔・胸・腕などを拭くことが
 できるようになった。
 又、ADLの拡大を自力で行えるようにすることができた。


《食事の際一口量が適量に調節できないことがある。》
《又、水分摂取時むせることがある》

 自力での食事摂取はできていたが、食事が進まないことがあった。
 口あたりの良いものを進めたり、スプーンにすくって口元へ運んだりと
 介助することで、食事を進めることができたが、実習後半では、
 自力でスムーズに食事摂取できていた。
 一口量は適量に調節できていた。
 水分摂取時、口の左端からこぼれてしまうことがあったが、
 ゆっくり飲むように指導することで、こぼすことや、 
 むせることを少なくすることができた。


《コミュニケーション》

 当初は、一言話しては沈黙といった感じでなかなかNさんと会話を
 することができなかったが、ベッドサイドに置いてあった写真を
 きっかけに話を膨らませることができた。
 又、Nさんが小さい頃遊んだというお手玉を作って持っていき、
 一緒に遊んだことから、会話をはずませることができ、
 病院生活でNさんが思っていることなどが聞け、ケアがとても
 行いやすくなった。 


© Rakuten Group, Inc.